SUPER STUDIOでは、社内表彰制度「SUPER STUDIO AWARD」を実施しています。全6回に渡り、2024年度の受賞者インタビューを紹介します。
第2回は、2024年度MVP カスタマー部門を受賞した大津 維斗(おおつ ゆうと)さんです。インタビュアーは人事戦略室 室長の吉田が務めました。
ーまずは、自己紹介と今までのキャリアについて教えてください。
高校を卒業後、割烹料理屋や焼肉屋で料理人として働いてきました。その中で、どんなに料理が美味しくても知られていなければ飲食店は潰れてしまうと感じ、飲食業界のマーケティング支援を行うベンチャー企業に転職しました。そこで、R&D事業部の会員制レストランで料理人として勤務する傍ら、店舗集客のマーケティングを担当しました。コロナを経て、成長している業界でチャレンジしたいと思い、2021年にSUPER STUDIOにカスタマーサポートとして入社しました。現在は、ecforceへシステム移行を行うユニットでプロジェクトマネージャーとしてお客様をサポートしています。
ーSUPER STUDIOに入社した決め手は何ですか?
SUPER STUDIOはSaaS事業とD2C事業を2軸で展開しているため、「SaaS」「EC/D2C」という伸びしろがある市場で、会社とともに自分自身も成長していけそうだと感じました。また、SUPER STUDIOに入社する前に、現在執行役員を務める方と一緒に働いていたことがあり、入社前にその方からSUPER STUDIOの魅力をたくさん教えていただきました。
選考を受ける中で、取締役 COOの花岡さんが発信していた記事も読み、その中に「自らがプレイヤーとしてシステムの要件を生み出し、インパクトを理解しながら高速でPDCAを回すことのできる事業会社が開発したシステム」というお話があり、非常に説得力を感じました。
また、SUPER STUDIOは誰と働くかを大事にしている会社です。そのような環境で自分もチャレンジしてみたいと思ったことも、入社を決めた理由のひとつです。
ー2023年にカスタマーサポートからecforceへのシステム移行を支援するプロジェクトマネージャーにキャリアチェンジしていますね。キャリアチェンジの背景や、早期に立ち上がり成果を出すために意識していたことを教えてください。
入社当初はマーケターとしてキャリアを築きたいと思っていましたが、カスタマーサポートの業務でプロダクトへの理解を深めていく中で、プロダクト起点のマーケティングを行うPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)への興味が強くなっていきました。キャリアについて周囲の方々に相談する中で、今自分が備えているスキルでより成果をあげやすいのは、システム移行の支援を行うPMではないかとアドバイスをいただき、チャレンジを決めました。
早期に立ち上がり成果を出すために意識したことは、とにかく手を動かして主体性を持つことと、価値提供できる領域での積極性を高めることの2つです。
1つ目については、サポートメンバーとしてプロジェクトに参加しながら業務の経験を積むよりも、未経験でもPMとしてプロジェクトを牽引しながら案件に取り組む方が、責任感による業務の吸収率が高いと感じたことがありました。それ以降は、とにかく手を動かして主体的に業務に取り組んだおかげで、比較的早い段階で立ち上がれたのではないかと思います。
2つ目については、カスタマーサポートでの経験を活かして、どの業務であれば自分の価値を提供できるかを考えたことがきっかけでした。所属するエンタープライズマネジメントユニットでは、セールスの商談時に発生するecforceの機能差分へのフォローを行うことが多くあります。私の強みは、カスタマーサポート時代に培ったecforceの機能に関する知識なので、そうした機能差分に対するフォローにおいては存分に強みを発揮できると考え、積極的に取り組むようにしました。実際に対応する際には、EC事業者がどんな機能を求めていて、ecforceのどの機能を活用すれば要望に応えられるのかといった思考力と提案力を養うことができました。
ーカスタマーサポートで培ったecforceの知識は、PMにキャリアチェンジしてからどのように活かしているのでしょうか。
ecforceに関する機能を熟知しているため、移行プロジェクトを通して現場の運用フローに関する細かいコミュニケーションができるのは自身の強みだと感じています。その強みを活かして、ecforceのこれらの機能を活用することで、どの程度業務効率化できるかといったような具体的な提案を行ったり、お客様の事業成長のために欠かせないであろうオプション機能やappsなども積極的に提案したりしています。プロジェクトを通してお客様との信頼関係も構築できているため、お客様の方からも積極的に提案を聞いてくださり、オプションやappsの契約につながった経験もあります。
一方で、PMの業務内容について、解像度が低い部分ももちろんありました。まずは実務経験を多く積むために積極的に手を上げ、できるだけプロジェクトにアサインしていただくことを心がけました。
自分の強みを活かしながら、価値提供できる領域を見極めて経験値を積めたことは、自己成長に大きく繋がったと思います。
ー日常の業務にどのようなマインドで向き合っていますか?日々努力していることがあれば教えてください。
SaaS企業では、マーケティングからカスタマーサクセスまで分業体制を敷く傾向がありますが、そうした部署間の役割をあえて意識しないように心がけています。お客様のためにecforceが持つ価値を最大限提供すること、そしてその価値提供による売上の向上や組織の成長といった目標はどの部署でも共通していると思います。その目標に向けて自分ができることを考えた時に、他部署の領域だからといって何も考えなくて良いという思考はナンセンスだと感じてしまいます。
ここ最近はセールスの商談に同席させていただくことが多いので、セールススキルや商談管理方法、商談フローなども勉強するようにしています。セールスの方と共通言語で会話ができないと事がスムーズに進まないこともあるので、セールス経験はありませんが、なるべく対等に会話できるようになろうと日々努力しています。
また、PMはプロジェクトを成功させる役割を担っているので、わからないことがあれば周りの方に助けを求めるようにしています。自分の考えを話すと様々な部署のプロフェッショナルな方々が快く協力してくださるので、目的を伝えた上でコミュニケーションを取るように意識しています。
ーSUPER STUDIOのCULTUREの中で、特に「オーナーシップを持とう」を体現していると伺いましたが、実際に意識していることを教えてください。
PMにキャリアチェンジしてからは、特に「オーナーシップを持つ」ことを意識し、プロジェクトを通してお客様にどんな価値を提供できるかを常に模索しています。それは移行プロジェクトだけではなく、セールスの商談に同席させていただく際にも、オーナーシップを持って自分ごと化して考えるようにしています。
また、会社や組織のために自分がどういう価値を提供できるかを考えることも大切にしています。積極的にナレッジを共有するなど、組織としてのスキル向上に必要な情報を展開するようにしています。誰かがやってくれるのを待つのではなく、主体性を持って会社や組織の成長に携わることも大事なことだと考えています。
ー社内外でロールモデルがいれば理由と一緒に教えてください。
ユニットメンバーの皆さんです。ユニットメンバーはそれぞれ得意領域があるので、一緒にプロジェクトを進行しながらお客様との接し方や思考のプロセスを吸収させていただいています。自分自身はSUPER STUDIOのPMしか経験していないので、他社で様々な経験を積まれた方々に囲まれて仕事ができるのは、たくさんの刺激があり恵まれた環境だなと感じています。
ーSUPER STUDIO全体や所属グループの戦略目標を受け、今後自身が取り組んでいきたいことや目標を教えてください。
個人的には11期の全社テーマである「CREATIVITY(変化に適応し、新しい価値を創造しよう)」を発揮し、コマースソリューションをメインに、より多くのステークホルダーが関わる大規模なプロジェクトをリードしていきたいです。これまでのキャリアの変遷と考え方は変わらず、自身が価値提供できる領域を深堀り、一方で経験の浅い領域にもチャレンジしていきたいと考えています。特にデータソリューションとOMO領域に関しては、まさに「CREATIVITY」が求められると感じています。元々飲食業という店舗でのビジネスに長く携わってきたので、OMOは非常に興味がある領域です。店舗ビジネスは顧客データを収集するオペレーションが組みづらいという課題があるので、その課題をecforceやAppsを活用してどのように解決できるかを考え、いつかそういったプロジェクトのPMとしてお客様のOMOへの取り組みを推進していきたいです。
MVPを受賞した大津さんのインタビューを紹介しました。カスタマーサポートの経験を活かしながら、PMにキャリアチェンジした後も早期に成果を出すために取り組む様子やマインドが伝わってきました。
大津さんは過去にもMVR(Most Valuable Rookie)の受賞経験があります。今回は2度目の受賞となり、今後もさらなる活躍が期待されています。皆さんも今後のキャリアの参考にしてみてください。
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